木の気になる話⑦
~ 檜 (ヒノキ)~
神社の材に用いるところから
「 霊(ひ)の木 」が語源と言われています。
防腐・抗菌効果が高く、香りが強いという特徴があります。
香り成分にはリラックス効果が得られますし、
桧が持つa-ピネンという物質により、
がん細胞の増殖が40%抑制されたという研究結果も出ています。
(県立静岡がんセンター研究所でのマウス実験)
神社や仏閣を建てるために古くから用いられてきたもので
法隆寺や薬師寺の塔は1300年経った今も維持されています。
木材として耐久性や保存性が世界最高レベルです!!
たくさん植林されている木ですが
同じ樹齢でも杉の半分くらいの太さしかならないため
檜普請といえば、昔から贅沢な家の代名詞に使われています。
桧は、柔らかい肌触りのわりに
繊維がほかの木に比べ、細かく、ギュッと詰まっていて
汚れが木の中まで染み込みづらいので
表面しか汚れないという優れた特性を持っています。
さらに油分を多く含んでいて水に強いことも大きな特徴です。
そのため、清潔さが大切な
「まな板」や「お寿司屋さんのカウンター」によく使われています。
実際に普段から触っている私たちは
桧のすばらしさには太鼓判を捺しています!(^^)!
平松