文化財修理経過
府八幡宮の楼門全解体修理は
少しづつ裸になってきました。
調査しながらの工事のため慎重に丁寧に進めています。
調査には、(財)京都伝統建築技術協会の持田先生主導のもと
熟練の調査員が徹底して調べてくれていますよ。
増田棟梁は、バラシながらも番付ふりに大忙し!
京都の老舗建築やで長年培った文化財保存技術が発揮されています!!
面白いもの発見しました!
この材木の先端のクビレ。何だと思いますか?
実は、
材木を山から降ろしたり、運んだりするときに、
このクビレ部分に縄を掛け、引っぱるための欠きこみなんです。
さらに、先端をとんがらせてあるのわかると思います
これは、山の斜面など、滑らす時に引っかからないようにするための加工ですよ。
建築材として使用の際、切り落とされてしまうことも多いんですが、
なるべく長物として使いたい場合など、使用個所によってはこのように残されたままの物もでてきます。
材木一本においても、苦労してこの楼門の材になったことを思うと、感慨深いです!
他にも、面白いもの発見したので次回ブログアップしますネ。
平松