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漆の進行状況と漆の価値

静岡浅間神社北回廊の保存修理工事では、B工区、外部の漆塗りは中塗りまで進んできました。

厳密に言うと衣中塗りといって仕上げ塗の手前まで進んでいます。

外部壁面に関しては真掻き合せがメインで18工程を基本で進めています。

ちなみに静岡浅間神社の漆基本工程は33です。

↑↑ 衣中塗りまで進んだ柱と板壁

↓↓先月足場を解体してお披露目となったA工区の仕上げ塗りたての外部。

色味もですけどツヤが全く違いますね。

漆塗りは工程が多く、それなりの手間と時間がかかります。

その分、仕上がった時の美しさは素晴らしいものがあり、

古来から伝わる漆文化と技術、そして漆の木生産から材料確保と精製まで次世代に残していく価値があると感じます。

天峰としても、もっともっと情報発信していくよう頑張ります!

平松

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