瓦をめくると
T寺様山門の屋根補修のために瓦を降ろしました。
これは棟木の写真です。
雨漏りにより、かなり腐っており再使用には危険な状態です。
軒回りも雨漏りで腐り、崩れてしまっていました。
シックイで塗り固められてしまっていたため、このような状態は判断できず…
このこうな状態になる前に『 屋根葺き材 』の点検や補修をおすすめします。
一般的に瓦は、土や焼きが良ければ80~100年もつと言われています。
しかし、30~60年前(戦後~オイルショック)の瓦は質の悪いものが多く、
割れ、へげる(めくれる)、ヒビ、凍害(内部から割れる)、瓦へ水の浸透、など
雨漏りなどの被害が多く見受けられます。
銅板葺きも、近年の酸性雨などの影響から、
耐久性は50~80年くらいではないかと言われています。
構造体(材木部)を傷ませないためにも、
定期的なチェックをお願いします。
木造の建造物は手入れ次第でホントに長持ちしますヨ(^o^)
平松