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大工。と、その思い

『 のこぎり 』 で切る。

『 のみ 』 で穴を掘る。

『 かんな 』 をかけて仕上げる。

あたりまえだった大工の姿が、

最近の住宅工事からは消えつつあります。

何もかも電動道具で組み立てる。

『技能』 や 『技術』 と一緒に 『大工の魂』 や 『建物への思い』 も消えていってしまいそうでさみしいデス。

天峰の大工は、『 魂 』 を込めて大工工事に向かっています。

だから、あえて手刻み・手加工にもこだわります!!

親方の口ぐせ

「金を残して 下 、 物を残して いまだ 中 、 人を残して 良し とす。」

人を…

技術を…

残します!

伝えます!!

華厳院様書院では250年以上建物を支えた大黒柱。

削りなおして、5センチぐらいは細くなりましたし、

再取付けの為、少し切って短くなりましたが…

書院玄関内に鎮座しました。

さらにこれからの数百年 華厳院様を見守っていきます。

しみじみ、いろいろな事を思った今日この頃…

                      平松

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