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雨漏りと銅板の収縮

磐田市の某寺院様から「 雨漏りなのか動物の尿なのか水が垂れてきている。」との連絡を受け、

調査・点検に伺いました。

先日もかなり強い雨が降ったりと、梅雨のように天気がはっきりしない日が続いております。

本堂・位牌堂ともに、屋根裏には雨漏りのシミ跡が各所に!!

動物が入っている形跡はなく、木材には雨水で染みた痕跡もありました。

 

天井上のシミがある真上には雨が漏った痕跡

 

屋根上に上ってみると、銅板の亀裂がかなり多くの個所で発生しておりました。

パッと見、よくありがちな銅板一文字葺きですが・・・

 

 

 

『 ハゼ切れ 』という症状が多く起きていました。

少なくみても30ヵ所以上!

銅板は、熱によって膨張収縮を繰り返すので、夏と冬では大きさがだいぶ変わります。

そのことが分かったうえで施工されていればあまりこのようなことはありませんが、

寺社仏閣のつくりを熟知する専門業者でなければ施工は難しいのです。

応急処置として防水テープ補修しましたが、あくまでも応急です。

今後、改善・改修事案についての協議が必要になると思われます。

雨漏りも早めの発見で良かったですが、放置すればさらに大きな修繕事案になる可能性がありますね。

これから梅雨に入っていきますので、屋根の点検をお勧めします。

天峰では無料点検も実施しています。

お気軽にご連絡ください。

平松

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